ベートーベン作曲【トルコ行進曲】演奏難易度別ピアノ曲紹介

ピアノ演奏難易度別曲紹介

ピアノ演奏難易度⑦

ベートーベン

作曲は職人の仕事ではなく、創作活動になりました。

ベートーベン作曲

「トルコ行進曲」

クラシック界のスーパー有名人、ベートーベンです。

私の母校の小学校では音楽室の肖像画が笑うという噂でした。

 

ベートーヴェンのクラシック音楽界で異彩を放つ存在で、ベートーベン以降の音楽家は大なり小なり影響を受けていると思います。

ベートーベンが、それまでの音楽家と違っていたのは「音楽家は芸術家である」という態度を貫いたことです。

ベートーヴェン以前の音楽家は、宮廷や有力貴族に仕え、作品は何らかの行事のために作曲されるものでした。

作曲家は注文に応える職人さんでした。

ベートーヴェンはそうしたパトロンとの関係を拒否し、自分自身の作りたい作品を大衆に向けて発表する音楽家のになったのです。

一つひとつの曲を商品ではなく芸術作品として創作したのです。

 

音楽的な面でもワーグナー、ブラームス、チャイコフスキー、など例を挙げればキリがないほど多くの作曲家に多大な影響を与えています。

それについては別の機会にまた。

 

主人公は女神ミネルヴァ

「トルコ行進曲。」はピアノ曲としてよく知られていますが、もとは管弦楽曲でした。

1808年ハンガリーの劇場での杮落し公演のために書かれた祝典劇の付随音楽だったそうです。

その劇は「アテネの廃墟」というもので、その中の一曲がトルコ行進曲です。

ベートーベンは劇付随音楽をそれまでにも2曲書いていますがどちらも悲劇でした。

「アテネの廃墟」はコメディーに近い明るい作品でしたので、杮落しを祝う華々しい曲だったのでしょう。

「トルコ行進曲」は劇中、トルコに支配されているアテネの町を主人公が見てその荒廃した風景に驚愕する場面で演奏されるそうです。

管弦楽版は力強くかっこいい行進曲の雰囲気がより感じられます。

この曲が好きな人へのお勧め

「ピアノ協奏曲第5番《皇帝》」
「交響曲第3番《英雄》」
「ピアノ・ソナタ第17番《テンペスト》」

全てベートーベン作曲