ショパン作曲【子犬のワルツ】ピアノ演奏難易度⑬

ピアノ発表会 難易度別曲紹介

憧れのショパンに手が届いた幸せを味わえる曲

子犬

ショパン作曲

子犬のワルツ

ピアノを弾く人にとって

ショパンは憧れの作曲家ではないかな。

 

でも残念ながら

子どものために作られた曲はありません。

だから

子どもにはなかなか手が届かない。

そんな中

地道に練習を重ねて

いくつかの壁をクリアし

「指がそこそこ早く動くようになってきた。」

「臨時記号も怖くない。」

「音が飛んでも迷子にならない。」

という自信がついた子どもが受けられるご褒美が

「子犬のワルツ」。

 

ぴあぴあ調べ5大ご褒美曲

「エリーゼのために」

「トルコ行進曲」(2曲)

バッハの「メヌエットト長調」

「子犬のワルツ」

です。

トルコ行進曲は

ベートーベンとモーツァルト2曲です。

 

ご褒美曲を弾いた子どもは

「今まで頑張った自分を褒めてあげてね。」

ほんとに立派です。

 

今からピアノを始めるちびっ子たちは

このレベルをひとつの目標にしてはいかがでしょうか。

ピアノのレッスンて

始めるタイミングと同じくらい

やめるタイミングが難しいんですよね。

そのあたりのことを書いた記事

「ピアノは何歳から始めるべき?」答えは「いつまで続けられる?」とセット

がヒントになると思いますので

よかったらお読みください。

 

子犬のワルツ攻略法

「子犬のワルツ」

はショパンの恋人ジョルジュサンドの飼い犬が

自分のしっぽを追いかけて

くるくる回る様子を

描写したといわれています。

 

確かに

 

疾走感すごいです。

さすが子犬。

 

「ラーソラシラドシソラドシソラドシソラド・・・」

早口言葉のよう。

「うらにはにはにわとりが・・・」

みたいな。

 

まずこの曲を攻略するのは

この早口言葉旋律から。

速い旋律の練習は

  • 指を移動しなくて済む部分を切り取ってすこしづつゆっくり練習。
  • 少しでも弾ける部分ができたらそれをフルパワーで早く弾く練習。(出来れば日々最速記録を更新するつもりでがんばる)
  • 早口言葉メロディーを呪文のように唱える

この3つを並行して進めます。

ポイントは3つの練習を並行させること。

「全てゆっくりひけて」

から

「だんだん速く」

ではないのです。

「ミスなくひける練習」

「速さに慣れる練習」は両方必要なのです。

シュトラウスのワルツとショパンのワルツ

踊りのため音楽、舞曲はたくさん種類がありますが

その中でもよく知られているのがワルツです。

ワルツは3拍子の舞曲。

シンデレラがお城の舞踏会で

王子様と踊るのがワルツ。

ただしシンデレラが踊るワルツは

「ウィンナワルツ」

といってショパンのワルツとは少し雰囲気が違います。

 

「ウィンナワルツ」で有名なのがヨハンシュトラウス。

豪華で華麗なのがウィンナワルツの特徴。

シャンデリアが輝く大広間で演奏されるイメージ。

 

一方ショパンのワルツは繊細で可憐そして小粋。

毎週末開かれるサロンで仲間たちに披露されるイメージ。

「ジャジャジャーン」

というオーケストラの響きは大げさすぎます。

さりげない感じで弾くとショパンぽいと思います。

天才 繊細 病弱 少女漫画の主人公要素多め

作曲者のショパンは

「ピアノの詩人」

といわれています。

音楽の授業で習いますよね。

 

作風が繊細で抒情的なところ

喘息の持病があったのも

ある意味詩人ぽいかも。

 

作品のほとんどがピアノ曲なので

「音楽の詩人」

ではなく

「ピアノの詩人」

というのでしょう。

 

性格も繊細で、

大勢の観客がいるコンサートでの演奏は

あまり好きではなかったそうです。

 

ショパンの生きた

19世紀ヨーロッパでは

サロン分化真っ只中だったので

作風も性格もサロンに合っていたようです。

サロンでは大変な人気者だったようですが

39歳という若さで亡くなったそうです。

にも関わらず250以上の作品を残しているのはすごいですね。

 

ちなみに

その中で一番多いのが「マズルカ」。

マズルカは

ポーランドの民族舞踊。

これはショパンのポーランドへの愛国心かな。

 

ショパンはポーランド生まれですが、

ポーランドは(多分地理的な宿命だと思いますが)

周辺国に植民地化されたり

分割統治されたりを繰り返しています。

一旦国がなくなった時期もあったそう。

 

ショパンの時代も政情が不安定だったので

自由な音楽活動をするために海外に移住しました。

ウィーン経由で

最終的にパリに住み、

その後故郷には帰りませんでした。

 

繊細な性格な上に持病の喘息・・・

移住して創作活動をするのは

ストレスフルだったのかもしれないと想像してしまいます。

 

まるで彗星のように強く輝いた

短い人生の中で

人の何倍も様々なことを感じ表現したと思うと

一曲一曲がさらに光り輝く気がします。