セプティマス・ウィナー作曲【10人のインディアン】ピアノ演奏難易度①

ピアノ発表会難易度別曲紹介

両手を使って弾いてみよう!という初心者の挑戦に最適な曲

インディアン

 

演奏難易度①

ウィナー作曲

10人のインディアン

 

ポンポンポンと音が跳躍するメロディーが楽しい曲です

少しピアノに慣れてきた子どもが

音域を広げたり、左右の手を使ってみたり

色々トライ出来る曲です

 

5度音程の伴奏をつけて弾くと

かっこいい感じになりますよ

 

作曲者不詳ではない希少な曲

「メリーさんのひつじ」と同じ

マザーグースの中の一曲ですが

作曲者がはっきり分かっているという意味で

ちょっと珍しい曲かもしれません

マザーグースについてはこちらをどうぞ

 

1800年後半、アメリカの作曲家セプティマス・ウィナーによって

ミンストレルショーのために作曲されました

ミンストレルショーというのは

当時流行していた

白人俳優が顔を黒く塗ったりして

黒人キャラクターを演じた演劇のこと

当時人気があったエンターテインメントですが

人種差別的な要素が多すぎて批判されるようになったそう

 

同じ理由で

「Ten little Indians」という原題も色々変遷があったみたいですけど

それはここでは省略します

 

数え歌は楽しい?

インディアンの子どもが10人から

ひとりづつ減っていくこの歌は

数え歌の一種

逆さ数え歌…とでもいうのでしょうか

 

「すうじの1はなーに?」

「はじまるよったら はじまるよ いちといちで忍者だよ!ニン!」

など

数え歌は色々ありますね。

「一本でもにんじん」

が私にとっては一番なじみ深い数え歌ですけど

今の子ども達はどんな数え歌で育っているのでしょう

 

「10人のインディアン」は

数が減っていく数え歌なんですよね

感覚的に…

増えるって景気がいい楽しい感じがしますけれども

1人、また1人と減っていくって

寂しい気がします

 

実際

原曲の歌詞って

けっこう怖い内容です

 

アガサクリスティ作

ミステリー小説

「そして誰もいなくなった」の

元になっている歌というのも

分かる気がします

 

明るい逆数え歌もあります

「5つのメロンパン」

という手遊び歌

*****************

「5つのメロンパン」

パン屋に5つのメロンパン

ふんわりまるくておいしそう

子供がひとりやってきた

「おばさん メロンパンひとつちょうだい」

「はい、どうぞ」

メロンパン1つかってーった

******************

という歌です。

そのパンが1つ1つ売れていき

最後なくなってしまって

おばさんが

「ごめんねーもうないの」

というと子供が

「えー」

メロンパン買わずにかえってーた

というオチつきバージョンがあったり、

 

あっさり

5つ売れた時点で

「うりきれました」

と終わるバージョンがあるようです

 

うちの子ども達は

「もうないねん、ごめんねー」

「またあしたきてー」

「ほんなら何かおまけしてね」

(注:セリフは全て関西弁)

とか色々付け足して歌ってましたけど。

保育園の先生がキャラクターによって色々

アレンジされていたようです。

 

5つのメロンパンの歌も原曲が外国の童謡で

「5つのカラントバンズ」という曲

マザーグースかどうか分かりませんが…

内容は同じなのですが

パンの種類が違うのと

外国のは子供がお金払ってます

 

あと、外国曲には

セリフの部分もありません。

でもそれも園の先生によって

オリジナルセリフがあるのかもしれませんね。

 

もしかしたら英語圏以外の国でも

違うパンが売られているのかもしれません

 

子どもの歌っておもしろいです