先日の音楽会のお礼 それぞれの楽しみ方でいいんです!

音楽会開催のお礼

先日は

体験型音楽音楽会に多数ご来場いただき

誠にありがとうございました。

ありがとう

 

おかげさまで

子ども18名、大人26名、合計44名

という予想を大きく上回る方々にご参加いただき

心より感謝申し上げます。

 

初めての開催ということもあり

最初は少し緊張した雰囲気でしたが

時間の経過とともに皆様リラックスされ

終盤には

子どもたちから歓声が上がるほど

和やかな雰囲気となりました。

 

来場者アンケートの詳細な結果については

後日改めて

ご報告させていただきますが

多くの方々に

楽しんでいただけたことを

大変嬉しく思っております。

 

個別でいただいた感想を出演者に伝えましたところ

非常に喜んでおりました。

実は出演者が一番緊張していましたので

 

今後も

音楽を通じて

皆様に喜んでいただけるような機会を

創出してまいります。

引き続き

ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

それと同時に

若い音楽家達に演奏の場を提供し

応援出来ればということも考えております。

 

今回の音楽会の成功は

ご参加いただいた皆様のおかげです

心より御礼申し上げます

 

それぞれの楽しみ方を大切に

内向的な子どもたち

今回の音楽会で

ある光景が私の心に残りました。

 

会場の隅で静かに他の子ども達を見つめている

何人かの子どもたちの姿です。

「中に入っておいでよ」

と声をかけられている保護者もいらしたのかな

 

その場面を見て

私は自分の子ども時代を思い出しました。

プロフィールで何度か触れているので

ご存じの方もいらっしゃると思いますが

私は子供のころ本当に

「あかんたれ」

な子どもでした。

 

ぼーっとしていて

社交的でないし

「借りてきた猫でも、もうちょっとしゃべる」

と祖母があきれるような

くらい存在を消している子供でした。

 

ですので

大勢の輪に

自ら入っていくタイプではありませんでした

 

人が集まる場所では、

いつも端で見ている感じ

 

けれども

これは楽しくなかったからではありません。

むしろ

周りの子どもたちが盛り上がっている様子を見ることで

まるで

自分も同じ体験をしているような気持ちになり

静かにですが楽しい気持ちを感じていました。

 

あるイベントで

私を連れて行った大人は

「せっかく連れてきたのに楽しんでくれない」

と判断し

「そんなに嫌なら帰ろう!」

と言って私だけを連れて帰ったことがあります。

 

当時の私は

「楽しいのに」と思いながらも

自分の気持ちをうまく伝えられず

悲しい思いをしました。

 

内向性という個性

このような性格は

「内向型」

と呼ばれています。

 

内向的な人は

消極的なわけではなく

エネルギーの得方が異なるのです

 

外向的な人が外部からの刺激で

エネルギーを得るのに対し

 

内向的な人は

自分の内側から生まれる考えや感情から

エネルギーを得ます。

 

ちょっとした

外からの刺激をもとに

自分の中で

豊かな世界を広げることが得意なのです。

 

子どもたちへの接し方

音楽会のような場で

全員が同じように振る舞う必要はありません。

 

泣いたり怯えたりしているわけでなければ

隅で見ている子どもたちは

その子なりの方法で

十分に楽しんでいる可能性があります。

 

保護者の皆様にお願いしたいのは

そういった子どもたちを

そっとしておいてあげること

 

必要なら、

手をつないで一緒に見守ってあげることです。

「参加しなければならない」

というプレッシャーよりも

その子の見方や感じ方を

尊重してあげてほしいなと思います

 

多様な感性を育むために

子どもたちはそれぞれ異なる個性を持っています。

積極的に前に出る子もいれば

じっくり観察することを好む子もいます

どちらも大切な個性であり

強制的に変える必要はありません

 

そういう意味で

やたら

「プレゼンテーション能力」

を推している

最近の教育ってどうなの…

と感じているのですが

 

私たち大人は

子どもたちの多様な楽しみ方を尊重し

それぞれの個性を見守るように

していければと考えています

 

すべての子どもたちが

自分らしく

音楽や芸術を楽しめるようになればと。

 

次回の音楽会も

様々な参加の形があることを念頭に置きながら

すべての方に楽しんでいただける機会にしたいと思います。