合唱コンクールピアノ伴奏。成功のコツと注意点。合唱曲【空高く】(動画あり)
合唱コンクールのピアノ伴奏レッスン。今年も始まりました
合唱コンクールのピアノ伴奏は成長のチャンス
毎年秋に小中学校で多くの合唱コンクールが開催されます。
それに向けて、伴奏のオーディションを受ける子ども達にレッスンをしています。
合唱コンクールの伴奏可能なレベル
芦屋山手中学校の課題曲は私の知る限り
10年変わらず同じ曲です。
自由曲は音楽の先生が選ばれた10曲くらいの中から、
子供たちの代表者が数曲選んで
それをクラス全員で決める…みたいな手順だったと思います。
あまり詳しく知らないのですが…。
伴奏者にとってはこれが割とポイントです。
子ども達が
「ピアノ伴奏者に立候補しようと思う」
と言ったらまず
課題曲、自由曲、どちらの伴奏をするのかを考えます。
(絶対ではないですけれども)
自由曲は難易度が高い、長い、そして練習期間が短い。
特に練習の期間は大きいかな。
ピアノのレベルの目安は
課題曲がブルクミュラーくらい。
自由曲はソナタくらい弾けていると安心です。
これは理想ですけどね。
少しくらいの力不足は「やる気」で何とかなるのが
ピアノ伴奏のいいところ。
小中学生の子供たちの爆発力は侮れません。
だから「ピアノ伴奏に立候補うしようと思うけどどう思う?」
と子供たちから言われたら
最初に
「やりたい」
という気持ちを大絶賛します。
そして
「責任あるから、やるなら全力で練習するんだよ!」
とくぎをさしてから
「クラスで伴奏は2人しかいないんだよ!
目立つよ!かっこいいよ!
プログラムに名前のるよ!
やりがいあるよ!
ピアノうまくなるよ!
内申上がるかもよ!」
とあらゆる方面で後押しします。
実際合唱のピアノ伴奏は
とても勉強になりますし
とても楽しいです。
「ピアノが弾けてよかった~」
と思える瞬間が何度もあります。
いつもは一人で完結させる音楽が
歌と一緒に(クラスのみんなと)つくると
とても素敵なものであるのを
味わってほしいです。
ピアノ伴奏のコツ、注意点
- 止まらない
- テンポを保つ
この二つは絶対です。
「間違えない」
ではなくて
「止まらない」
です。
間違えたら諦めて捨ておく。
弾き直さない
無視して流れにのる
ということ。
ということは、日ごろの練習で常に
歌とピアノ伴奏を一体に考えておくのが大切です。
歌いながら弾くとか
歌の音源をかけて練習するとか
そういうことです。
それをやっておけば
テンポは保てますし
間違えても流れにのって途中から弾くことが出来ます。
出来れば鍵盤から目を離しても
弾けるようにしておきたいですね。
指揮者見たいですから。
そのために重要なのが
指使いです。
いつものピアノ教本には
最初から指使いが印刷されています。
けれども
学校からもらう伴奏譜には
指番号の記載がありません。
指使いは
フレーズが不自然に切れないことや
和音の流れをスムーズにするために
とても大切です。
曲の譜読み段階できちんと考えておかないと
いいかげんな指使いで弾くのに慣れてしまうと
後で修正するのが大変です。
なので、
曲が決まったら
譜読みからレッスンで手伝うようにしています。
楽譜は拡大コピーして指番号を書き入れます。
ちなみに芦屋山手中学の1年生の課題曲は
「そら高く」
です。
題のとおり、上へ上へと上昇するメロディーで
中学生活がスタートしたばかりの1年生にぴったりの曲です。
歌と伴奏の動画を載せます。
https://youtu.be/_Ui7caAwDb0
みなさん!
先生が全力で助けるので
伴奏がんばってやってみましょうね
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