河村光陽作曲【うれしいひなまつり・動画あり】演奏難易度①

ピアノ演奏難易度別曲紹介

春のお節句に親子演奏はいかが?

ひなまつり

ピアノ演奏難易度①

河村光陽作曲

うれしいひなまつり

ピアノ初心者の定番

「チューリップ」

「ちょうちょう」

はもう弾ける。

少し大人の気分が味わえるかも。

黒鍵に挑戦するのに

絶好の曲です。

雅やかな世界

寒い冬を越え、

少しづつ春めく3月。

3月のお節句はひな祭りですね。

 

お母さんと女の子

または

お父さんとお兄ちゃん二人で

お母さんのために

一緒に弾いていただきたい曲です。


「ひらがな譜」

つかう音

(♭は文字の左側黒鍵)

ど.れ.♭み.ふぁ.そ.♭ら.ど.れ

赤字「どれ」は右側高い音どれです

お気を付けを!

 

そそそふぁ

そそ♭ら

そそ♭ら♭らそ

 

♭み♭み♭みれ

♭み♭みそ♭み

れれ♭みれど

 

どーどれ

♭らそ♭み♭み

そそ♭らそ

 

♭みーれど

れ♭みそ

♭らそ♭みれど

 


ピアノで弾いたところです

 

「うれしい」のに悲しい短調なのはなぜ

ここに書くのは遠慮しますが

この曲の替え歌をご存知の方も多いと思います。

 

不謹慎な内容ですけれども

「歌詞」と「調性のもつ雰囲気」

これらは本来同じカラーであるべき。

けれども

「うれしいひなまつり」

と言ってる割に

何となく悲しい雰囲気…。

(短調ですから)

その矛盾を感じた

子ども達の気持ちなのかな。

 

なぜ

女の子のお節句という

華やかで楽しい日の歌が短調なのでしょう。

 

理由のひとつは

時代の流行。

「うれしいひなまつり」が

作曲された昭和初期の流行曲には

短調が多かったようです。

 

「りんごの唄」

「赤い靴」

「青い山脈」

 

など。

短調は悲しいというより、

情緒的ととらえていたのかな。

 

理由の二つめは、

そもそも「短調」ではない

ということ。

 

私たちは

音は

「ドレミファソラシド」

と並んでいる。

といつの間にやら洗脳されています。

けれども

そんなことはないのです。

音は本来

住む地域によって

独自の並びをもっています。

 

そういうものを

「音階」

とは区別して

「旋法」といいます。

 

「音階」は

全ての音が絶対的。

動かないのが基本ですが

 

「旋法」は

お互いの音同士の

関係性で成り立つものが多いです。

 

で、

日本の「旋法」の一つを使って

作られているのが

「うれしいひなまつり」

なのです。

 

「童謡旋法」

というのですが

この旋法で作ると

西洋音階でいうところの

「短調」

に聴こえるんです。

 

「さくらさくら」

も同じ旋法。

 

平安絵巻のような

「雅やかな世界観」

だと私は勝手に思っています。

 

 

日本の国家

「きみがよ」も

「音階」

ではなくて

日本固有の

「旋法」

が使われています。

 

時々大きなイベントで流れるとき

アレンジが西洋音階でされていることがあって

「シュッとしてんなあー」

と思うことがあります。

それはそれでありかもしれませんが

オリジナルの国歌「きみがよ」は

とても格式の高い素敵な国歌です。

 

「旋法」は各国にたくさんあって

奥が深くて面白いです。

教会旋法について少し触れているので

 

 

また機会があったら触れてみたいと思いま