【2024年ピアノ発表会】不参加はアリかナシかという大問題を考える
2024年ピアノの発表会に向けて準備を始めています
3月か4月を目指しています(日程未定です)
会場をおさえつつ練習の進み具合を見ながら12月中旬には決定します
発表会は
努力した成果を披露できる良い機会ですし
挑戦、努力する気持ちを持つことができたり
度胸がつくとか
子ども達に意義深い機会です。
日々の練習につきあったり、衣装を考えたり
保護者の皆さんも大変ですが
楽しんで関わっていただければを思っています。
発表会に参加するメリットにいては
以前から何度か書いていますので
ご参照ください。
このサイトでは
子ども達が弾く曲の解説を
順次のせていきますのでぜひお読みいただき
色々な曲に興味をくださればと考えています。
ピアノ発表会への不参加はアリかナシか?
これについての回答は
不参加はアリです。
ぴあぴあの生徒は全員
参加する権利がありますが
一方で
不参加も個人の自由です。
なぜこんなことをわざわざ書くのかというとここ数年
「発表会への参加は強制ですか」
というご質問をよく受けるようになったからです。
もちろん
連弾への保護者の参加も
強制ではありません。
保護者の皆さんに
「必ずお一人一回参加してください」
と、お願いしたことはありません。
発表会は誰のもの?
発表会は誰のためにやるのかというと
子ども達のためです。
少しは保護者のためでもあるのかもしれませんが
絶対に子ども達のためのものです。
「教室のためではない」というのは大前提です。
教室側は子ども達のピアノの上達と、人としての成長を
音楽を通してお手伝いしたいので
「参加してほしい」と願っているだけです。
家族行事がある
受験前なので
人前にでるのが苦手
方角が悪い
など、
理由に関わらず不参加を選んでただくことはできます。
正直に言うと
発表会に参加できるのは
レッスンに通う最大のメリットなので
その権利を放棄するのはもったいないな…とは思います。
参加する「義務」があるのではなくて「権利」があるということ。
しつこいですが
発表会は自由参加です。
意義深いですが命がけででるものではないです。
理由が何にせよ
耐えきれないほどの負担があるのなら
堂々と不参加だとお知らせください。
アドバイスは出来ますが決定はできません
「参加を嫌がるのですが、甘やかしてしまってはいけないでしょうか」
と私に聞かれても困ってしまいます。
それが子供を甘やかしているのか、守っているのか
私には判断できません。
快適なゾーンから出たがらない子どもを
今はそっとしておくのか
背中を押して一歩前へ出させるのかは
私が決めることではなく保護者の皆さんが決めることです。
私に出来るのはアドバイスだけ。
選曲の変更は出来ますけれども
発表会の選曲ついては
私主導で決めているのではありません。
子ども達の希望をききつつ候補の曲を出して
その中から選んでもらう形をとっています。
極力私の好みに偏らないように
子供の意見を聞きながら結構な時間をかけて選びます。
その結果
たまたま挿絵がかわいかったとか
題名が好きとか…
音楽的な理由以外で(大人から見たらしょぼい理由で)
選んでしまうこともありますが…
それでも子供なりに真剣に選んだ結果です。
ですから、それはそれで良いと思います。
候補として出しているということはレベルに問題はない曲なはずです。
曲について保護者の皆さんから見ての納得いかないことがあれば
子供を経由せず私に直接問い合わせください。
曲の変更や追加は可能です。
ただし一点お願いが…
それは
子供に直接
「本当にその曲にするの?」
みたいなコメントは極力避けていただく方がよいと思います。
保護者の意見が通り曲の変更をして、
結果的に大成功をおさめたとしても
それはそれで良くない気がするのです。
子供が自分の意思で選択したものを
大人の意見で簡単に覆してしまうと
自分の意見を言えない、大人の顔色を見る習慣が
ついてしまう恐れがあるからです。
ききわけの良い子に多いのですが
曲を決める基準が
「私が弾きたい曲」
ではなく
「お母さんが弾いてほしそうな曲」
になっていることが多々あります。
人のことを思いやれる気持ちは素晴らしいのですが
自分の発表会なのですから
自分の好みの曲を堂々と自分の意思で選ぶということは
発表会に主体的に参加する第一歩だと思うのです。
曲の変更が悪いのではなく
手段というか手順の話です。
子ども達だけではなく保護者の皆さんにとっても
悔いの残る発表会にはしたくないので
ご意見がある場合は本当に遠慮なくご相談くださいね。
ただし、上記の理由でその時は私に直接お願いします。
楽しい思い出になりますように!
曲が決まったらあとは
ゴールに向かっての練習の毎日です。
お家でのサポートをお願いいたします。
発表会が終わったら
頑張った思い出
楽しかった思い出が
子ども達とご家族に残るといいなと思っています。
「よくがんばったね」
と気持ちよく褒められることを目指して
一緒に頑張っていきましょう。
もしかしたら
本番で失敗してしまうかもしれません。
そういう時は
「失敗しても死なないんだ」
ということを学びましょう。
物事に挑戦する勇気がもてるようになります。
失敗して悔しいのは
一生懸命練習し、挑戦した結果なのだから
それが一番素晴らしいのだと子ども達を褒めましょう。
上手に弾けたから素晴らしいのではなく
勇気をもって挑戦し、努力したことが素晴らしいのですから
ちなみに…
発表会を何度か経験して慣れてくると
間違えたり、止まってしまっても
シレッと
最初から弾き直すという荒業が出来るようになります。
にっこり笑う子さえいます。
そこまでくれば
将来、
面接だろうがプレゼンだろうが
怖くないという
度胸がついたということでしょう。
そんな舞台度胸がついた子どもを見ると
誇らしい気持ちになります。
演奏のミスなんて小さいことです。
発表会が終わってから
「でなければよかった」
という言葉は聞いたことがありません。
ぜひ楽しんで「発表会」という祭りに
参加してください。
残念ながら
出ないと決めた子ども達は
発表会が終わってから
「出ないことでどう思ったのか、どう感じたのか」
それをご家族で話し合ってみてくださいね。
それはそれで得ることの多い経験かもしれません。
発表会は成長の機会でしかありませんね。