毎月芦屋で開かれる小さな音楽会 ―ピアノ教室が20年の経験から始めたリトミック
毎月芦屋で開かれる小さな音楽会 ―ピアノ教室が20年の経験から始めたリトミック

昨年末
皆さまにお願いした
教室の感想コメントを
多数いただきまして
本当にありがとうございました。
予想を遥かに超える
素晴らしく
素敵すぎる感想の数々に
涙が出そうになりました。
「一生懸命やってきてよかった……」
平凡な感想かもしれませんが
胸が熱くなる時間を
過ごさせていただきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
考えてみたら
一人で教室を運営してきたので
上司もいない
社長もいないわけで
褒められることがなかったんだな……
とか思ってしまいました。
日頃から
感謝の言葉はいただきますし
子ども達はかわいいし
不満はなかったんですけど
言葉にして褒められると
ほんと、
嬉しかったです。
皆さま
ありがとうございました!
あまりに素敵な文章だったので
専用ページを作ってしまおうかと考えています。
まだ製作中なのですけど…
HPブログを見直しながら
この新しい一年を
どんな時間にしたいか
子ども達と
どんな時間を過ごしたいか。
そんなことを考えながら
新年を迎えました。
幸せですね私は。
コメントのお礼も兼ねて、そんなことを書こうと思います。
そして
昨年開始したリトミックプログラム
リトルモーツァルトプログラム
についても。
音楽を通して過ごす、親子の時間
わたしが
ずっとこだわり続けてきたのは
「生活の中に音楽があってほしい」
という想いです。
我が家の子ども達が成人して
(一人高校生がいますけど)
より強く感じているのですが
親子で共有できる濃い時間は
一瞬で過ぎてしまいます。
はやかった…
短かった…
あっという間だった…
うそでしょ…
そんな感じ。
だから
親子で
音楽を聴いたり
一緒にピアノを弾いたり
そんな時間を
たくさん
たくさん
とってほしい
と思っているのです。
「この曲、なつかしいね!」
「一緒にピアノ弾いたね!」
と思い出す。
そんな日が
みんなに訪れてほしい!
何げなく
練習用に撮影した
子どもと連弾している動画
宝物になります。
ちゃんと化粧しとけばよかった…
レッスンの場を
技術を学ぶだけの場所ではなくて
音楽のある時間づくりを
提供する場所でありたいと
思っているのです。
子ども達のためだけではなく
保護者の皆さんのためにも
音楽を通した子ども達との時間を!
と考えています。
音楽性を育てるってことは
ピアノレッスンを続けること20年以上……。
そんな中で、少しずつ、
はっきりしてきたことがあります。
それは、
小さいうちから
親子で一緒に音楽を
「楽しむ」
「感じる」
時間と場所が必要だということ。
「この曲、いいね」
「一緒に聴くって、楽しいね」
そんな体験を、たっぷり重ねてほしい。
そのための時間と空間を、
きちんとした形で
用意したいと思うようになりました。
逆に言えば
楽しい時間さえたっぷり過ごしていれば
絶対ピアノは上手くなるし
音楽性は勝手に育つ。
一流の料理人を育てるためには
子どもの頃から
一流の味を覚えさせるのと同じかな。
包丁の握り方より
敏感な味覚を育てよう!
ドレミを弾くより
感受性を育てよう!
という考え方。
本格的なリトミッククラスを開講しなかった理由
子どものためのピアノ教室の多くは
「リトミッククラス」が
導入として設定されています。
意外に思われるかもしれませんが
私はずっと
「リトミッククラス」
を設定していませんでした。
ピアノのレッスンの前段階の
「準備期間」は
必要だと考えていましたが
……というか、
もともとぴあぴあは
幼児のグループレッスンから始まったので
(この辺りの経緯はプロフィールに詳細あります)
まあ、世間でいう
「リトミック的」な役割は果たしていたのかな。
リトミックではありませんが
リトミック的な役割のクラス…
「プレピアノ」というんですよね
近頃は。
昔そんな言葉
知らなかったですけど。
ロンドン留学で体験した本物のリトミック
20代の頃
留学先のロンドンで
割とガチな
リトミックプログラムを受けていました。
多分
色々な流派があると思うので
私の知る範囲の知識ですが
「リトミック」
って元々
音楽を学ぶ学生(大学生)のために開発されたとか。
知識・技術で
ガチガチに武装してしまい
音楽の本来もつ
勢い、グルーブ感
みたいなものを
置き去りにしてしまわないために
より深く
身体で音楽を感じられるように
そんな意図のもとで作られました。
なぜだか
日本に入ってくるときに
「子供向け専門」
のイメージになったようですが
本来
大人のためのものなんです。
私が受けたプログラムは
音楽家とダンサーが
一緒に参加できるプログラム。
リトミックスカーフ
とか
ボール
とか
道具は子ども達に使うものと
同じなのですが
とてつもなく楽しいもので
頭を空っぽにして
夢中になって
取り組んだ記憶があります。
日本人は私だけで
イギリス人
インド人
フランス人
韓国人…
そんな
バラバラなルーツの人たちと
一緒にできたのも、よかったのかも。
「表現力」
を好きに発揮していい環境でしたから。
何をやっても
褒めてくれたし。
その体験があったので
リトミックの
魅力
奥深さは
充分知っていました。
子ども向けリトミックの難しさを実感
実は
娘が1歳のころ
リトミック教室で
体験レッスンをいくつか受けました。
わたしはレッスンを始めていない時期です。
その……
あまりの違いというか…
流派が違ったのかどうか…
途中で帰りたくなるようなレッスンで
(個人の感想です!)
「あー、リトミックのレッスンて難しいんだな」
ということだけ学びました。
それで
ピアノ教室を始めるにあたって
「リトミック」
には慎重になっていて
子ども達にどう届けるか
確信が持てるまで
あえて
「リトミッククラス」は
設けずにきました。
とはいえ
リトミック的な要素は取り入れていて
「プレピアノ」という位置づけの
幼児クラスでは
リトミック的な…で十分かなと。
毎月開かれる小さな音楽会、リトルモーツァルトプログラム
そして昨年
「リトミック」をはっきり意識した
「リトルモーツァルトプログラム」
をスタートしました。
弦管打楽器
毎月違う楽器の
プロの演奏家による
「小さな音楽会」
という側面をもつ
リトミックです。
物語をもとに曲を楽しむ
その中で
リトミックや
知育活動など
様々な
「体験要素」
を盛り込むという構成。
普通こんな運営やらないです。
採算の取れませんから。
それでも
やりたかったのは
わたしが
50代半ばになり
自分の子ども達と
世の中の子ども達の
境目がなくなってきたというか
全人類の子ども達のために
そして
全保護者のために・・・
という心境になっていたり
さらに言えば
若い演奏家たちにも
こういう考え方があるのを知ってほしい
という想いもあります。
「社会貢献」
というと言葉が美しすぎるけれど
年齢的に
そういう気持ちもある気もします。
小さな音楽会だからこそ伝わるもの
その場で生まれる
音
空気の振動
間(ま)
子どもも大人も
同じ空間で
それを感じる時間。
スマホで
音楽を手軽に聴ける時代
だからこそ
っていうのもあります。
嬉しいことに
「家に帰ってずっとリトミックごっこをしています」
「演奏していた〇〇さんが載っているポスターを見てコンサートに行きました」
そんな嬉しい声も届いています。
音楽が
教室の中だけで終わらず
日々の生活の中へ広がっていく。
そんなことを感じられる瞬間です。
リトミックは、ゴールではありません
まずは四の五の言わず
生演奏を浴びるように楽しむこと。
そして
ひとつひとつの活動には
私がピアノレッスン現場で感じてきた
「ここは補っておきたい」
「これは身体に入れておきたい」
というゴールがあります。
身体で感じる音楽の基礎
たとえば、
2拍子や3拍子。
すべての拍が同じ重さではありません。
落ちる拍、
次へ向かう拍があります。
これは理屈ではなく
身体で感じておきたいこと。
言葉で説明するのは
とても難しいところでもあります。
様々な楽器との出会い
それから
世の中には
沢山の
魅力的な楽器があることも
知ってもらいたいのです。
子ども達だけじゃなくて保護者の皆さんにも。
音大出身の友人たちが
自分の子どもにピアノ以外の楽器を選ぶことが多いのも
音色や楽器の多様さをよく知っているからです。
スタートはピアノでも
将来たくさんの楽器に出会って
挑戦し楽しんでほしいです。
自由に羽ばたいてほしいな~と。
リトルモーツァルトプログラムでは
多種多様な楽器の音色に触れ
自由に興味を広げていきます。
それは
将来ピアノを弾くときにも
確かなイメージとなって
生きてきます。
ピアノは
一人でオーケストラを演奏する
と言われます。
「このメロディーはフルートのように」
みたいなこと
実感できる人は強いです。
音楽は、人生のそばにあるもの
リトミックも、ピアノも、
ゴールではありません。
音楽は、
特別な人のためのものでも
頑張った人だけのものでもなく
人生のそばに
自然にあるもの
だと思っています。
幼い頃に
「音楽のある時間は楽しかった」
「家族と一緒に聴いた記憶がある」。
その感覚が
その子の人生を
そっと支えてくれる。
私は
そう信じています。
2026年も、音楽のある居場所を
音楽を通して過ごす家族の時間
かけがえのない記憶
そして、
いつでも戻ってこられる
「音楽のある居場所」。
楽しく
創造性豊かな
そんな時間を提供できるように
と願っています。
2026年も
どうぞ、よろしくお願いいたします。

















