文部省唱歌【豆まきのうた・譜・動画あり】ピアノ演奏難易度①

ピアノ演奏難易度別曲紹介

「鬼はそと~ 福はうち~」

豆まき
ピアノ演奏難易度①

文部省唱歌

【豆まきのうた】

 

もうすぐ節分ですね。

子どもたちからリクエストがありましたので「豆まきのうた」載せます。


「豆まき」

おにはそと

ふくはうち

パラッパラッパラ

まめのおと

おにはこっそりにげてゆく

 

おにはそと

ふくはうち

パラッパラッパラ

まめのおと

はやく おはいりふくのかみ


「ドレミ」で表記します。


<まめまき>

(つかう音・ど・れ・み・そ・ら・

…たかいおと)

 

そそらそ そそらそ

らそみど れみれれそ

そらそ ららら そそみれど


楽譜です。

ピアノで弾くとこんな感じ。

 

「パラッパラッ…」という音が楽しいです。

簡単で親しみやすい曲なので、ご家族で楽しんでくださいね。

 

文部省の願いと芸術家たちの願い

 

この曲は「日本の唱歌」の一曲です。

子どもの歌には大きくわけて「唱歌」と「童謡」があります。

「わらべうた」のお話はまた別の機会に。

「唱歌」と「童謡」は曲調が違います。

なぜなら成り立ちが違うからです。

 

「唱歌」は「まめまき」の他に

「雪」

「かたつむり」

「ひなまつり」

「海」

「村祭り」

「春の小川」

などがあります。

 

「唱歌」は明治頃に子ども達が学校で歌うために作られました。

教育的な目的だったのですね。

だから日本の自然や行事、親孝行などが題材なのでしょう。

岡野貞一、滝廉太郎などが有名な作曲家。

作詞は高野辰之が有名です。

唱歌のラインナップで感じられるかもしれませんが、素朴で分かりやすい曲ばかりです。

 

大正時代に入り、子どもの音楽でも(だからこそ?)もっと芸術性を高めなければ!という

考えで作られたのが「童謡」です。

 

北原白秋らが中心になったこの運動は、音楽に限ったことではありません。

雑誌「赤い鳥」創刊がこの運動の中心といえば分かりやすいかもしれないですね。

 

野口雨情、西条八十ら詩人らが主な人物。

「この道」

「あめふり」

「ななつのこ」

「シャボン玉」

「かたたたき」

など。

作曲家は山田耕作、中山晋平そして本居長世など大作曲家ばかりです。

どの曲も言葉とメロディーが美しい曲ばかり。

 

味わいは違いますが唱歌も童謡も素晴らしい曲の数々。

 

最近の幼稚園、保育園、小学校ではビートルズやスマップの曲は歌うのですが、唱歌、童謡はあまり教えないようです。

 

宝石のような素敵な曲を知らないなんてもったいないな…と思うのは私の個人的な感想です。

 

のーんびりした曲調が、現代のスピード感に合わないのでしょうかね。