syudou作曲【うっせぇわ・譜・動画あり】ピアノ演奏難易度別曲紹介

ピアノ演奏難易度別曲紹介

うるさい子ども

ピアノ演奏難易度③

私サビしか知らなかったですけど

昨年流行ってましたね。

 

メロディーがオクターブの連続

なのに

子ども達が器用に歌うので

感心していました。

 

全てひらがなで書くと長いので

サビの「うっせーうっせー」

の部分だけひらがな表記しておきます。

 

ちょっと遊んでみて下さい。


「ひらがな譜」

(#は文字の左側)

つかう音「.#ど.れ.み.ふぁ.#ふぁ.ら.し.#ど.れ

青字 低い音

赤字 高い音

 

ふぁー#ふぁ

しっしー しっしー しっしー

しらし#どれ#どしら

#ふぁらし

 

しっしーしっしーしっしーし

みれみふぁ みれ

しらし

 

ふぁ みれ

しし#どれ#ふぁし

れ#ど し しら

ふぁみれ

 

しっしーしっしーしっしー

らし#ど れ#どしらし らし

ら ら らし


「この部分の歌詞」

はあー 

うっせぇうっせぇうっせぇわ

あなたが思うより

健康です

 

一切合切凡庸な

あなたじゃ分からない 

かもね

 

あぁ よく似合う

その可もなく 

不可もない 

メロディー

 

うっせぇうっせぇうっせぇわ

頭の出来が違うので

問題はナシ

 


楽譜です

ピアノで弾きました。

単音の伴奏型は繰り返し同じ音を弾いているので簡単です。

両手でひくのがむずかしければ

保護者が伴奏を弾いて合わせてみて下さいね。

 

昭和歌謡とゲーム音楽

ヒットの要因は

歌詞のインパクトとAdoさんの歌唱力かな

楽譜を書くために

何度も聴いたのですが

メロディーは歌謡曲の風味ですね

 

新しいというより

懐かしいような。

テンポを落とすと

藤圭子さん(宇多田ヒカルさんの母上)

とか

若い頃の和田アキ子さん

が歌ってそう。

 

メロディーは

ロ短調(シから始まる短調)

5つ目の音(ファ)が頻繁に半音下がるのが特徴。

これはブルースで使われる

「ブルーノート」

 

「ブルーノート」はアメリカに

奴隷として渡ってきた黒人が

西洋音楽の音階にない音程で

歌ったのが始まり。

 

「ブルーノート」の「ブルー」は

「悲しい、憂鬱」という意味の

憂いのある響きです。

 

この曲は憂いというより

怒っていますね。

元気がいい。

「健康です」って言ってるし。

 

この半音下がるブルーノートの影響で、

伴奏をつけると音がぶつかります。

譜面は、あえてそのままにしていますので

ぶつかる音を意識して弾いてみてくださいね。

 

伴奏型もメロディーのブルーノートと同じく、

半音下がった和音が多用されています。

伴奏型も半音下がり

和音をザックリ分類すると

 

明るい響きが「長3和音」

暗い響きが「短三和音」

 

そして暗い短三和音をさらに暗く

絶望的にすると「減三和音(diminishu)」

になります。

 

サスペンスで使われる衝撃的な

「ジャジャーン」

の響きです。

 

この曲の伴奏は

「減三和音」

が使われるというより、

ほぼずっと減三和音。

 

この絶望的な「減三和音」ですが、

ピンポイントで使うから

サスペンスの衝撃的な響きになるのであって

こんなにずっと響いていると

「衝撃慣れ」

してしまうので絶望感が薄らぎます。

 

で、結果どうなるかというと

ゲーム音楽化します。

 

ゲーム音楽の特徴は、

ステージの間ずっと続く

同じ音楽のループ。

 

この曲は「魔界」のステージかな。

 

ちなみに、

サビの部分の伴奏型(ソ.#ファ.シ.レ)は

「夜に駆ける」

のサビの伴奏型と全く同じです。

弾けるようになったら

試しに合わせて歌ってみると

面白いかもしれません。

 

星野源の「うちで踊ろう」

「パプリカ」

も同じ型なので全部歌える

お得な伴奏型です。