体験型音楽会曲紹介 チャイコフスキー作曲【花のワルツ】(チラシ付)

クリスマスの定番曲

*記事の最後に

チラシを添付しています

お友達も誘いいただけると有難いです

この曲を踊らずに聴ける人がいるのでしょうか

風に舞う花びら

チャイコフスキー 作曲

花のワルツ~くるみ割り人形より~

クリスマスの定番曲といえばこれ!

バレエ音楽「くるみ割り人形」第2幕に登場する名曲です

くるみ割り人形については

こちらでストーリなどご紹介していますので

興味のある方はどうぞ

 

この曲は主人公のクララが

「お菓子の国」を訪れた時

様々な国の踊り手によって披露された

踊りの中で最後の踊られるものです

 

ワルツなのでもちろん3拍子

「ブン チャッ チャッ」

という伴奏を土台として優美な旋律が流れます

優美なメロディーは

チャイコフスキーの得意技です

 

オーケストラの演奏では

ハープと木管楽器がとても効果的

 

色とりどりの花が咲き乱れるような

華やかなイメージです

 

作曲したのは58歳のおじさん

チャイコフスキーがこの曲を作曲したのは

58歳の時

すでにロシアを代表する有名作曲家でした

 

この曲が出来る前年には

カーネギーホール会館記念公演で

指揮者として舞台にたっていたのだそう

 

それにしても

58歳のおじさんが作曲したにしては

ロマンティックすぎるとは思いませんか?

偏見がすぎるかしら…

 

なぜここまで純粋に

ロマンティックな曲が作れたのでしょう

 

時代背景がひとつの理由といえます

この時代、ロシア上流階級は

パリの文化に影響を受けており

華やかさ

ロマンティックな要素を

好む傾向にあったようですので

 

でもやっぱり

そういう事ではなくで

チャイコフスキーの感性なのでしょう

 

チャイコフスキーは生涯ずっと

繊細な感性を持ち続けた

作曲家だと思います

むしろ

円熟期だからこそ

思い切り

純粋に

ロマンティックなものを

追究出来たのかもしれません

 

実は初演時

この作品はあまり良い評価をうけなかったそうです

「子供っぽい」

「軽薄」

など

 

けれども後々

この曲の純粋な美しさが評価されるようになります

実は

この曲が書かれた翌年に

彼は亡くなっていて

ある意味

芸術人生の集大成として

純粋な美しさを追究したのかもしれません

 

男性のほうがロマンティック?

チャイコフスキーは生涯

理想化された美

純粋さ

みたいなものを表現しつづけた作曲家です

「白鳥の湖」

「眠れる森の美女」

など

おとぎ話の世界観を

題材に多く取り入れているはそのせいでしょう

 

そして他にも

シューマン

シューベルト

ワーグナー

などを代表として

こういった傾向がみられる気がします

 

「男性は理性的で女性は感情的」

という固定観念はむしろ

現代的な発想なのかもしれません

 

19世紀ごろ

「ロマン派」の時代

芸術での感情表現

理想の美の追求など

純粋な美しさの表現は

男性芸術家たちが進めた運動ですから

 

花のワルツの

純粋で

理想化された美しさは

「女性的」

「子供向け」

というわけではなく

人間の

「普遍的な美」

への憧れを表現したもの

なのかも

 

チャイコフスキーは

そういった感性を恥じることなく

誇りをもって

音楽に昇華させた作曲家なのでしょう

体験型音楽プログラムのチラシ

チラシを作ってみました

今回は本当にお試しなので

無料です

お友達もお誘いいただけると

有難いです!

体験型音楽プログラムチラシ