ピアノを弾くのが楽になる簡単な方法。正しい姿勢と椅子の高さについて

ピアノもスポーツもフォームが大切です

ピアノを弾く時の姿勢について

椅子

野球でもゴルフでもフォームって大切ですよね。

ピアノでもとっても大切です。

 

鍵盤を指で弾く動作は

「押さえる」というより

「指を置く」イメージです。

 

ギューッと力ををこめるのではなく

指の重さ分だけ鍵盤が沈んでいる感じです。

伝わるかな…。

 

そのために手の位置が重要になってきます。

 

手の位置は手首の位置で確認します。

 

手首の位置が鍵盤より下にならないこと。

手首が鍵盤より下にあると、

手の力で押さえる動作になってしまいます。

そうなると指が自由に動きません。

 

一度机で試していただきたいのですが、

指を机の上に置いて

手首を机上より下げて指を動かしてみてください。

とても動かしにくいと思います。

 

次に指はそのまま机の上に置いて

手首を机上より高い位置に上げてください。

指を動かします。

先ほどと違い動かしやすいですよね。

 

だから、最初に気を付けるのは

手首が鍵盤より高い位置にくるようにということ。

 

手首を鍵盤より高い位置にするということは

椅子の高さがポイントになります。

 

レッスンの際には座布団で調節しています。

 

距離は近すぎず遠すぎず

椅子とピアノの距離について。

 

ピアノに近すぎると窮屈で、

腕が自由に動かせません。

 

椅子に座って自然に鍵盤に手を置いた時

肘の角度が90度プラスαになるくらい。

プラスαはお好みで。

手を左右に動かしやすい場所を探してください。

 

椅子の高さとセットで

足台もご用意いただければと思います。

ピアノ専用の台でなくて大丈夫。

両足を踏ん張れる広さがあって

安定したものならなんでもいいです。

 

正しい高さの椅子に座り、足を台にのせる。

背中を伸ばして肩をリラックスさせる。

背中と腰をまっすぐに。

腰をまっすぐにすると、

自然に足に重さがのるので上半身が安定します。

 

手を鍵盤に置く。

手のひらが鍵盤と並行になるようにのせ手首の位置を決めます。

 

手の甲、手首、腕が自然にまっすぐのびれば理想的です。

 

 

姿勢であとひとつ気を付けることは

腕が身体にくっつかないこと。

脇を少しあける。

「鉄棒で前回りする構えのカタチ」

又は

「自転車のハンドルを握ったカタチ」

言葉で書くと難しい…。

 

でも慣れると楽で動きやすいので試してみてください。

 

やってるうちに

弾きやすい姿勢が分かってくると思います。

 

11月に入って

発表会の連弾曲も大体決まり、

子ども達には

メロディーだけの楽譜をお渡しています。

 

様子を見ながら楽譜を完成させ、

解説もサイトに書いていくので参考にしてください。

 

これからソロ曲も決めていき

発表会の練習も本格化します。

 

その前に一度姿勢、

ご自宅のピアノの椅子や足台など

見直してみてくださいね。